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2.12022
ココロにもカラダにも美味しいものを! ~バレンタインのチョコレート選び~/大西ひとみ
こんにちは。ヘルスフードサイエンス研究家の大西ひとみです。
日本には美味しいものがたくさんありますよね。でも、きちんと見極めないと海外より危険な食べ物が意外とたくさん潜んでいるんです。
同じ美味しいものを食べるなら、ぜひカラダに良いものを選んでいただきたい! そんな思いから、今回はバレンタインデーも近いので、チョコレートを選ぶ時にチェックしてほしいことについてお話させていただきます。
チェックポイントその1:原材料を確認してみましょう!
原材料表記の順番は、その加工品に使われている食材の量が多い順番に表記されています。
写真①は原材料名の最初が砂糖、写真②はカカオマスが最初になっていますよね。つまり、写真①は砂糖がメインのお菓子で、写真②はカカオが多く含まれているチョコレート菓子ということになります。
(写真①)
(写真②)
砂糖のカラダへの害については、改めてお話したいと思いますが、砂糖がカラダにとても悪いことはご存知の方も多いと思います。
実は、写真①も写真②も同じブランドのチョコレートなんです。製菓ブランドだけでチョコレート選びをするのではなく、原材料表記まで確認することがポイントです。
チェックポイントその2:原材料表記のスラッシュ「/」とは?
原材料表記をよく見ると「/」マークがついている時があります。これは「/」マーク以降は食品添加物という意味です。
「/」がない場合は、食品添加物を使用していないということです。食品添加物の数が多ければ多いほど自然な状態ではないことを意味しているとざっくり覚えておいていただけるといいかと思います。
もちろん、食品添加物の中でも天然のものから作られているものもあり、必ずしも食品添加物=カラダに害とはいえませんが、「/」マーク以降の数ができるだけ少ないものを選んでみてください!
チェックポイントその3:「乳化剤」について
チョコレートには食品添加物が含まれていることが多いんです。
原材料名表記をよく見るとたいていのチョコレートに入っているのが、「乳化剤」です。「乳化剤」は水と油のように混じり合わないものを、均一に混ざりやすくする食品添加物です。一言で「乳化剤」といっても大きく分けて4つの「乳化剤」があるのですが、原材料表記でどの「乳化剤」が使われているか見極めることができません。
ただし、チョコレートの原材料表記を見ると「乳化剤」ではなく、レシチンと書かれているものもあります。これは、「乳化剤」の1つです。(写真③)
(写真③)
レシチンとは、アブラナやダイズの種子や卵黄から抽出して得られるリン脂質で、比較的カラダに悪くない添加物だといわれています。(ダイズの種子から抽出する場合、そのダイズが遺伝子組み換えされているか否かで、カラダへの影響が変わってくるという議論はあるのですが…。)
「乳化剤」が入っている場合は、単に「乳化剤」と書かれているものより、レシチンと書かれている方が安心です。
手作りチョコレートにおすすめなのは!?
手作りチョコレートに挑戦する場合は、「乳化剤」が入っているチョコレートがおすすめです。なぜかというと、「乳化剤」が入っていないチョレートは加工が非常に難しく、イメージした通りに仕上げるのは至難の業だからです。
手作りチョコレートに挑戦される方は、上記のチェックポイント3つを参考にしながら愛のこもったチョコレートを作ってみてくださいね。
『h+diet』ブランドの2022年のバレンタイ商品は・・・
最後に、私がプロデュースから製作まで全て手がける『h+diet(エイチプラスダイエット)』で、今年販売する商品をご紹介したいと思います。今回、使ったチョコレートは、砂糖不使用で、「乳化剤」も使っていないオーガニックのものです。
『ビーツの葉とラズベリークリームのチョコレートVEGGI de PAN』
ビーツの葉はビーツそのものより栄養価が高く、一般のスーパーではなかなか手に入らないお野菜です。葉の下にできたビーツも小さく刻んで生地の中に入れています。カットすると生地から赤い小さなビーツが出てきて、目でも楽しめるんです。
『h+diet』の商品は完全オーガニックで、お野菜を30%〜60%含み、蜂蜜やメープルシロップを含む一切の甘味料・人工甘味料を使用せずフルーツの甘さのみで作られています。小麦粉・米粉は使用していないグルテンフリーで、卵は無農薬・無化学肥料のお野菜のみを食べて育った平飼いのニワトリさんが産んでくれたもの。抗生剤・成長剤を投与されていないゲージフリーの牛さんからとれた生クリームは、口当たりがさっぱりしています。
材料だけでなく、栄養バランスも最大限考えて作られているので、小腹が空いた時にも安心してお召し上がりいただけます。
カラダのことを最大に考えた究極のギルトフリースイーツ『h+diet』のVEGGI de PAN、ぜひご覧になってみてください。