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9.142022
痩せたい人は、カロリーを気にする前に要チェック! ~太りやすい食品添加物・3選~/大西ひとみ
こんにちは。ヘルスフードサイエンス研究家の大西ひとみです。
簡単に手軽にすぐ食べられる加工食品。食材を買う時、カロリーだけでなくパッケージの裏の原材料表記もきちんと見ていただきたいと思います!今回は、知らず知らずのうちに食べてしまっているかもしれない太りやすい食品添加物3選をご紹介します。普段から食べるものに気をつかっていらっしゃる方も見落としている可能性がありますよ!?
- 摂取することで食欲が湧いてしまう人工甘味料
人工甘味料は、血糖値を上げない、カロリーが少ないということでダイエット食品だけでなく、スナック菓子など、さまざまな加工食品に多く使われています。パッケージに「カロリー0」とか「カロリーたった〇〇」と書かれていると体型を気にされている方はついつい手に取ってしまうのではないでしょうか。
ですが、カロリーは低くても、注意が必要なんです!
人工甘味料には自然界に存在しない甘味成分を化学的に作った「合成甘味料」と、自然界に存在しているものを人工的に作った「糖アルコール」があります。
気を付けていただきたいのは前者の「合成甘味料」です。代表的なものとしてアスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースがあります。アスパルテームとアセスルファムカリウムに関しては砂糖の200倍の甘さ、スクラロースに関しては砂糖の600倍の甘さがあるといわれています。この3つは合わせて使われることが多いです。
これらの合成甘味料は、食欲を増進させるグレリンというホルモンを砂糖摂取時よりも多く分泌させたり、脳内の食欲に関する領域の活動を活発させたりすることが実験結果からわかったそうです。また、このような症状になりやすいのは男性より女性の方が多いという興味深い結果も出ています。
一方、「糖アルコール」は、「合成甘味料」のような反応は起こらないようです。ですので、同じ人工甘味料を摂取するのであれば、「糖アルコール」を使っている加工品を選びたいものですね。「糖アルコール」の代表的なものは、エルスリトール、キシリトール、トレハロースなどがあります。
人工甘味料の原材料表記に関しては、日本では2020年に法改正され「人工」という言葉を表記できなくなりました。それにより、人工甘味料と記載できなくなってしまったので、よく使われるアスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースだけは名前を覚えておいた方が良いでしょう。
2. 摂取すると太りやすい化学調味料
化学調味料で最もよく使われているのがグルタミン酸ナトリウム、うまみ成分の正式名です。日本の原材料表記にはこのうまみ成分はグルタミン酸ナトリウムとは表記されていません。「調味料(アミノ酸)等」と表記されています。これがグルタミン酸ナトリウムであることを知らなかった人は多いのではないでしょうか。
また、「加工でんぷん」「加水分解大豆」「加水分解酵母」「加水分解植物性タンパク質」はグルタミン酸ナトリウムの別名でもあります。
これらの化学調味料は中毒性があり、食欲が沸いてしまうことがわかっています。その理由はインスリンを約300倍上げる作用があるといわれていて、急激なインスリンの分泌によりお腹が空きやすくなるからです。
化学調味料はあまりにも多くの加工食品に使われているため、避けるのが非常に難しい食品添加物でもあります。ですが、ビタミンCのサプリメントやビタミンCが多く含まれるフルーツを摂取することで化学調味料の体内への影響が多少中和されるともいわれています。ですので加工食品をよく食べられる方は同時にビタミンC の摂取を意識するとよいでしょう。
3. 努力を無駄にさせる果糖ブドウ糖液糖
果糖ブドウ糖液糖は、異性化糖とも呼ばれている添加物です。ジュースなどの原材料表記を見ると目にすることが多い添加物です。
果糖ブドウ糖液糖はタンパク質を劣化させ、ブドウ糖を筋中で貯蔵しにくくさせる糖なのです。そのため、一生懸命運動して綺麗な体作りをしていても果糖ブドウ糖液糖を摂取していると、努力があまり報われない原因を作ってしまいます。
また、中性脂肪の合成を促進してしまう作用もあるため、太りやすい体質を作ってしまうことになってしまいます。
運動後、ジュースを飲みたくなる気持ちもわかりますが、せっかくの運動が無駄になってしまうのは残念なことです。運動後の飲み物にも気を付けてみて下さい!
4. まとめ
果糖ブドウ糖液糖は、異性化糖とも呼ばれている添加物です。ジュースなどの原材料表記を見ると目にすることが多い添加物です。
果糖ブドウ糖液糖はタンパク質を劣化させ、ブドウ糖を筋中で貯蔵しにくくさせる糖なのです。そのため、一生懸命運動して綺麗な体作りをしていても果糖ブドウ糖液糖を摂取していると、努力があまり報われない原因を作ってしまいます。
また、中性脂肪の合成を促進してしまう作用もあるため、太りやすい体質を作ってしまうことになってしまいます。
運動後、ジュースを飲みたくなる気持ちもわかりますが、せっかくの運動が無駄になってしまうのは残念なことです。運動後の飲み物にも気を付けてみて下さい!